<よりぬき>rennyの備忘録

投信ブログ「rennyの備忘録」の<よりぬき>を試験的に。過去、沢山のアクセスを頂戴したエントリを気ままにPick UP!

楽天証券が海外ETF取り扱いを開始!!

日経新聞を購読していないので、みなさんのブログを拝見して知りました! ビッグニュースですね。 海外ETF、ついにネット証券で取り扱い開始!日本のインデックス投資の夜明け! (梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー) 楽天証券、外国株式ETF販売開始! (ris) 楽天証券で海外ETFの取扱い開始 (-資産運用-消費者に良い投資信託を買おう) 楽天証券が米ETFの扱いを開始! (Nightwalker's Investment Blog) ここ数日話題にしてきました「投信SC」に比べると、ボク個人的にはインパクトあるニュースだと思います。投資信託への長期投資で資産形成をしようという個人投資家に対する配慮に欠けると再三指摘してきた楽天証券が先陣を切ってくれたことには素直に敬意を表します。 よくやった、楽天証券 しかし、です。 楽天証券は随分前から米国株式を取り扱っていたはずです。今回ETFを商品に加えることに個別銘柄以上に何か障害あるというのなら話は別ですが、そうでなければどうして今まで加えなかったのか、というところに関心が及びます。(ただの怠慢?)

また、今回手数料が$31.5掛かる(1000口まで定額)というのも少し残念です。
S&P500に連動するiShares S&P500 Index (IVV)の場合、今週末の終値が$136.85です。
楽天証券での最低投資単位が10口ですから$1,368.50。コレに対して$31.5の手数料ですから2.3%の手数料です。1000口一度に注文できる人なら、$136,850。コレでも$31.5の手数料=0.02%!。金持ちは良いですが、10口ずつ買おうという人にとっては高すぎる手数料ですね。
Nasdaq100に連動するNADAQ100 TRUST(QQQQ)に至ってはもっと無茶苦茶です。最低投資単位の10口の代金は今週の終値で$424.30。コレに$31.5。。。7.4%の手数料です。

こんな条件でも海外ETFを買うべきなのでしょうか。期待を寄せる皆さんが買うことで手数料は下がる可能性は十分だと思います。しかし、です。それまでのコストを個人投資家が負担するのもなんだかなぁという感じです。特に買い手がつかなければ、競合で同様のサービスが着手しやすそうな(怠慢な?)イートレも動かないように思います。

そもそも楽天証券にしてみれば、投資信託の品揃えを増やしたという意識は乏しく、外国株式の取り扱いを拡充しました、という意識なんだと思います。投資信託のことをキチンと考えている証券会社なら「分配金再投資コース」を設定することの方がよっぽど大事だと思います。

個人的な意見ですが海外ETF東証上場を待つのが賢明な判断のように感じます。
もちろん、一度に1000口約15百万円を投資できる人には有利かもしれませんが。将来の手数料引き下げのために、高い手数料を甘んじて受け入れるつもりはありません。


<PR>
グローバル投資なら楽天証券。海外ETFの取扱い銘柄数はネット証券No1!