犬神家の一族 - ＜よりぬき＞rennyの備忘録

先般、松嶋菜々子のCM関連のエントリ（これ）を書きましたが、彼女の出演する映画「犬神家の一族」の近日公開を記念して書いてみます。ボクは、実は横溝正史のファンです。角川映画や古谷一行のシリーズ、最近では稲垣吾郎のシリーズなどを見てきました。特にボクにとって印象が強いのは、古谷一行版の第一作「横溝正史シリーズ　犬神家の一族」です。昭和52年4月の放送ということですから、ボクがまだ幼稚園児のころです。この番組は夜10時開始でした。土曜の週末、少し夜更かしをして親父の横で寝転がりながらテレビを見ていました。「Gメン'75」が終わり、親父が「これから怖いのが始まるから、見てみよか」とボクを怖がらせようとしていました。そして、番組が開始。くらーい、くらーい感じのドラマですが、ボクは見入っていました。しばらくして、ZZZZ。親父のイビキです。親父は熟睡ですが、こちらは寝入るわけにもいかず怖い思いをして最後まで見てしまいました。ほぼ毎週同様の繰り返しでした。あのマスクのインパクトは非常に大きいものでした。それ以降、しばらく独りで夜トイレには行けなくなりました。スゴく印象深いドラマでした。
高校生くらいになって石坂浩二版の映画を見ましたが、これも非常に印象的な映画でした。（地井武男の例のシーンが見物。チイチイがかなりの悪人顔です。）

このテレビ版の「横溝正史シリーズ」は傑作が非常に多いように思います。ボクは「悪魔の手毬唄」が好きでした。（テレビ版は高校時代だったとおもうのですがサンテレビで再放送してたので楽しみに見ていました。）

このテレビ版横溝正史シリーズについて、詳しく解説されているサイトがあります。
http://www.yokomizo.to/movie/ysseries/index.htm