<よりぬき>rennyの備忘録

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インデックス投信からETFへの乗り換え

空色さんから「インデックス投信からETFへの乗り換え」についてコメントをいただきました。 ここでインデックス投信とETFを比較しておきましょう。 +インデックス投信+ 1. 最低投資金額 10,000円。 2. 保有コスト 年間0.5%程度 3. 購入時手数料  無料(ノーロードの販売会社で購入すれば)    解約時手数料  無料          (投信によって違うので要確認。インデックスファンドTSPの場合、           ゼロ) 4. 価格の決定 1日1回。購入・解約価格は注文時・解約時には分からない。 5. 販売会社によるが、分配金再投資が可能。 +ETF+ 1. 最低投資金額 今の相場だと、160,000〜170,000円(TOPIXの場合) 2. 保有コスト 年間0.1%程度 3. 購入時手数料 数百円程度(株式の売買手数料)    解約時手数料 購入時手数料に同じ 4. 価格の決定 株式市場が開いていれば刻一刻。「指値」などで買える(売れる)。 5. 分配金再投資ができる販売会社・証券会社が無い(ボクの知る限り) と、上記のような違いがあります。 毎月少しずつ積み立てる人にとっては、ETFの買い付け最低投資額まで投信を買って乗り換えるという投資手法が有効ということになります。その最大の理由は保有コスト、解約時の価格の把握し易さです。 この乗り換え作戦ですが、問題があります。下げ相場であれば問題にはならないのですが、投信の個別元本に対して乗り換え時の投信の基準価格が大きく値上がりしていると税金が発生してしまいます。 保有コストと税金を計算するのは面倒なのですが、この本ではその辺の計算をして下さっています。株式の譲渡益課税の軽減措置が変わると当然条件が変わりますので、税率が変わる前に乗換えるというのは一つの考え方と思います。 追記:こちらのサイトで乗り換えについて判定してもらえます! http://ginzajin.michikusa.jp/book/index.html 乗り換えると保有コストは下がり、処分の仕方にも融通性が出るなどの利点が享受できますが、問題も幾つかあります。 ボクが考える問題とは、 1.分配金の再投資が困難。
2.売却処分額の融通性が乏しい。

1.について)最低投資単位が16−17万円なので分配金がこのレベルまでの口数を保有していないと再投資できません。分配金でインデックス投信を買うという手法はありますが。
2.について)売却の単位が16−17万円が一つの単位になってしまいます。3万円だけ処分したい、という場合は、16−17万円分だけETFを処分して不要な分でインデックス投信を買うということになるのでしょうね。

この辺りをトータルにサポートしてくれる証券会社があるとスゴク便利ですよね。

マネックスナイターなら、手数料無料でETFが買えますよ。
税金の問題はありますが乗り換えるチャンスですよ。