<よりぬき>rennyの備忘録

投信ブログ「rennyの備忘録」の<よりぬき>を試験的に。過去、沢山のアクセスを頂戴したエントリを気ままにPick UP!

気になったニュース

2007年も今週辺りから本格的にスタートしたようで、色々と気になる情報が目白押しです。 最初に目に留まったのは FujiSankei Business iの 大和証券、「投信ラップ」に参入 今夏商品化、最低契約1000万円 というニュース。これによると、 投信ラップの商品化では野村証券日興コーディアル証券が先行したが、大和の参入により証券大手3社のサービスが出そろう。一方、三井住友フィナンシャルグループも10日、傘下の三井住友銀行とSMBCフレンド証券が共同で投信ラップの提供を16日から始めると発表、相次ぐ参入で今後は市場の競争が激しくなりそうだ。 とされています。ボクがちょうど「資産運用の相談をするべき相手」シリーズ(最新エントリはこちらです)で「一任業務」について書いたばかりでしたのでタイムリーに感じました。取り上げられている業者が大資本系列ばかりで「一任業務」が認可制になっている現状を見事に示しているように感じました。どのような投信商品で運用されるのか関心ありますが、おそらく野村證券の口座ではTOPIX連動のインデックスファンドであれば野村AMの商品が提供されているのみでしょう。日興AMの商品が提供されることは無いと想像されます。(TOPIX連動インデックス投信に関しては日興AMの商品の方が信託報酬が低廉です。)という事から考えて大手証券会社の「一任業務」というのはボクならば選びたくありません。もちろん、野村證券大和証券が信用できるブランドだ、と感じている方にとっては良い商品かもしれませんが。 次に気になるニュースは NIKKEI NETから
大証、金の上場投信を検討・国内初
というニュース。こちらは早速水瀬さんがエントリ「大阪証券取引所が「金ETF」の上場を検討」をお書きになっています。
ボクもETFそのものが増えることはうれしく思いますが、欧米株式のインデックスETFに先んじてオルタナティブ商品のインデックスETFを上場させるところに違和感を感じてしまいます。まあ色々と事情はあるんでしょう。個人投資家よりも機関投資家を意識した判断のように感じるのはボクだけでしょうか。

まだまだ気になるニュースは続きます。
マネックス・ビーンズ・ホールディングスのPRです。
「マネックス資産設計ファンド」新規設定ならびに募集開始のお知らせ
初心者にも優しい「マネックス資産設計ファンド」募集開始にあたって
マネックスらしい商品といえばそれまでですが、今の売れ筋を追うような姿勢を強く感じます。内藤さんの「資産設計」のキモは自分で考える、設計するということのようにボクは理解していたので、「上手く利用しているなぁ」と感じずに入られません。以前抱いた違和感ほどではないのですが、マネックスに感じていた「進取性」、「個人投資家目線」が損なわれつつあるのでは?と危惧してしまいます。

さて、今回のエントリでご紹介する最後の、そして、一番のサプライズニュースは
投信スーパーセンターから
売れ筋!投信ランキング(2006年12月分)です。
なんと、海外債券、海外株式のインデックスファンドがワン・ツーフィニッシュです。

第1位 年金積立 インデックスF海外債券(なし)
第2位 年金積立 インデックスF海外株式(なし)
第3位 DIAMワールドリートインカム 毎月決算
第4位 HSBC中国株式ファンド/3ヶ月決算型
第5位 ピクテ・グローバルインカム株式F(毎月)

いやはやインデックス投資の浸透が始まってきていますね。