<よりぬき>rennyの備忘録

投信ブログ「rennyの備忘録」の<よりぬき>を試験的に。過去、沢山のアクセスを頂戴したエントリを気ままにPick UP!

「信じて託せますか?」

水瀬ケンイチさんから「最近精力的ですね」とのコメントを頂戴しました。 確かに少しだけ?精力的にブログを書いているような気はします。 幾つかのブログでボクのエントリをご紹介してくださっていることもあって、アクセス数が伸びていることが大きいと思います。こうしてアクセス数が増えている背景には、投資信託が銀行、郵便局で販売されるなどの効果で投資信託に注目する個人投資家が非常に多くなってきていることもあるではないか、と思っています。
「投資」といえば株式の個別銘柄、という流れが大きく変わり始めているのでしょう。そういう流れがあるなかで、今販売されている投資信託がその名の通りボクたち個人投資家にとって「信じて託せる」商品になっているか、について考えていることを今後も書き留めていきたい、と思います。
現状では、まろさんがコメントでご指摘の通り日本の証券会社で買える「本当に信じて託せる」投資信託は非常に限られているのが現実だと思います。そして、ボクが度々主張していますが、この状況を変えるのは、商品の提供側というより、需要家であるボクたち個人投資家なのだと思います。個人投資家がこうしてブログなどで「こんな商品が欲しい」と訴えることが大事なのではないか、と考えています。

さて、現在考えている「信じて託せる」投資信託の条件は次のように考えています。
1.保有コストが安い。(ノーロードファンドは有難いのですが、信託報酬が重要)
2.買い付け・換金が容易。(ネット証券なら合格でしょうか)
3.インデックスファンド
4.(日本株式については、アクティブファンドにも意味があると思っています。)
   運用方針と運用内容に隔たりが無く、投資家に適宜情報提供してくれる
   アクティブファンド


さらに長期投資という観点から

5.信託期限が無期限であること。
6.分配金を出さないこと。


某大手証券系の投信で米国S&P500に連動するインデックス投信がありましたが、どういうわけか「信託期限」が設定されており近々償還されるようです。こうした商品を平気で提供する気が知れません。売り手にとって儲からない商品であるからでしょうが、ひっそり売ってひっそり償還するつもりなのでしょう。
こんな事例を一つとっても、商品の提供側には、投資家が「信じて託せる」商品を提供する可能性は低いと見るべきだと考えています。
おそらく、販売サイドの人間にとっては、

投資信託を求める顧客」=ズボラなくせに貪欲なカモ

という認識があると思いますから。

そういうわけで、最後に

あなたは自分の保有している投信(運用責任者など)に「信じて託せますか?」