分配金はお好きですか?
最近の売れ筋の投信は、分配重視の商品というのは新聞記事などで報道されています。これらの商品は年輩の方々に人気、と思っていました。ところが、若い人にも結構人気があることを、最近招待してもらったmixiに参加して知りました。
ボクは分配金は嫌いです。
大嫌いです。
分配金が出た場合は当然再投資に回しています。
(楽天証券では回したくても回せません。マネックス証券で購入しているバンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドも再投資できません。)
お金に働いてもらおうと思って投信を買っているのに、一年も立たない間にチョロチョロ分配されてきてもらっては困るのです。「やった、お小遣いだ!」なんて喜ぶ気にはとてもなれません。分配時にはしっかり税金も取られているわけですし。
長期での複利効果を享受するのに、分配金の存在は害悪とボクは思っています。分配金支払の現金を捻出するために有望な保有銘柄を売却していたりするかもしれません。
それなのに若い人たちまでこんな投信を支持しているのが不思議でなりません。
「売れていますよ」「基準価額が上下しますが、預金の利息のように定期的に分配金が手に入りますよ」という売り文句が魅力的に聞こえるのでしょうね。
長らく預貯金に慣れきった日本人の顧客に対して売り易い商品であることは間違いありません。(銀行や郵便局の窓口販売にフィットすることでしょう。)
しかし、一定期間での資産形成の観点からはかなり不利な商品と思います。
投信SCはこの辺りをどう説明するのかも注目したいと思います。