<よりぬき>rennyの備忘録

投信ブログ「rennyの備忘録」の<よりぬき>を試験的に。過去、沢山のアクセスを頂戴したエントリを気ままにPick UP!

資産運用の相談をするべき相手(その3)

久しぶりにシリーズ最新作です。 過去の2つのエントリは 資産運用の相談をするべき相手 資産運用の相談をするべき相手(その2) ご興味のある方はご一読下さい。 度々ご紹介しているGaia社長の中桐さんのブログのエントリ、職人で当ブログを紹介していただきました。 中桐さんがご説明されているような、真に顧客側に立った投資のアドバイザーの必要性は高まってくると思います。こうしたアドバイザーと顧客がお互いを理解して長期での資産形成に取り組む形が広がれば運用会社側も変わらざるを得ない状況に近づくような気がします。これはmasaさんのブログで話題になっていた投資教育にもつながる話ではないか、とも思います。ここでいう「教育」とは、自分の頭で考えるためのリテラシーを身につけること、だと思います。(板倉雄一郎さんのエントリで述べられている教育の定義には、強い共感を覚えます。) 仮に教育と学習の結果、一定のリテラシーを身につけることができたとして、長期間にわたって資産形成を目指す場合、様々なことが起きると思います。新しい商品の登場、税制の変化その他諸々外部環境の変化だけでなく、結婚する、子供が生まれる、転職する、個人的なイベントがに起こると思います。そうした環境の変化に応じて資産運用を適宜独力で調整するのは大変かもしれません。一緒に考えてくれるアドバイザーがいればなあ、と思うことも出てくるでしょう。自分でチェックして考えることは当然なのですが、そのプロセスをサポートして欲しいと思う人も出てくるでしょう。頼りになる職人のようなアドバイザーはまだまだ日本には少ないと思います。アドバイザーのレベルアップも求められると思いますが、投資家も同時に意識を高めていく、自主的に学ぶ姿勢で投資を実践していけば環境が飛躍的に改善するのではないか、と期待します。そして、資産運用業界でのパラダイムシフトにもつながると思います。

「資産運用の相談をするべき相手」シリーズ次回をご期待ください。