<よりぬき>rennyの備忘録

投信ブログ「rennyの備忘録」の<よりぬき>を試験的に。過去、沢山のアクセスを頂戴したエントリを気ままにPick UP!

マネックス資産設計ファンド

当ブログのアクセスログを見ていると、先日のエントリ気になったニュースでチラッとコメントしたマネックス資産設計ファンドの注目度が非常に高いようです。トラックバックもこれに関係して3つ頂戴しています。(2007年1月14日現在) マネックス資産設計ファンドは買いか?/ホンネの資産運用セミナー バニラコーク3号(2007/1/12)/バニラコークの投資日記 マネックス資産設計ファンド/オサーンの投資生活 当ブログをリンクしてくださっている、Nightwalkerさんのブログでもこのファンドを詳しく紹介されています。 『マネックス資産設計ファンド』、1月26日より販売開始! ボクの評価なのですが まず、「このファンド、買いますか」と聞かれた場合、

買いません。

と即答するでしょう。「資産設計」は自分自身でやりたい。そして、その方がコストを低く出来ると確信していますので、当然の結論です。
自分でアセット・アロケーションが面倒だ、やってられん、という方にとっては選択肢の一つになり得るかもしれません。

ところで、先日のエントリ
マネックスらしい商品といえばそれまでですが、今の売れ筋を追うような姿勢を強く感じます。内藤さんの「資産設計」のキモは自分で考える、設計するということのようにボクは理解していたので、「上手く利用しているなぁ」と感じずに入られません。以前抱いた違和感ほどではないのですが、マネックスに感じていた「進取性」、「個人投資家目線」が損なわれつつあるのでは?と危惧してしまいます。

と書いてしまいましたが、訂正させていただきます。

内藤さんのSHINOBY'S WORLDで彼が講師を務めるセミナーの話題がちょくちょく出て来ます。彼の「資産設計を始めましょう」というメッセージを受け取ったにもかかわらず、行動できない人、投資を始められない人が相当数いる、ということを何度か書かれていたような記憶があります。「セミナーを聞いたけれどもやっぱり勇気が出ない、面倒だ」というお客さんに対して選択肢を提供した、と考えると個人投資家目線」という面では評価しても良いのかな、と思い直しました。内藤さんの「10万円からはじめる資産設計」がおそらく1万円ではじめることができるのでしょうから。

一方で、こんなファンドをこしらえることができるのであれば、外国株式、外国債券の低コストのインデックス投信の販売も考えるべきなのでは、と注文もつけたくなりますね。

(追記)
★WINTER WONDERLANDというブログのエントリでこのファンドについて重要な点を指摘されていたのでご紹介します。

さて、既に多くのブログ等で話題になっているマネックス資産設計ファンドですが、見落とされがちな大きな問題点があります。

それは、アセットアロケーションが事前に明らかでなく、毎年変動しうる商品であるということです。

商品説明によると、資産配分については毎年見直しを行い、イボットソン・アソシエイツ社の助言を受けて最適と思われるアロケーションに変更していくとされています。これは重大なポイントです。

この点はボクも同感です。

(追記その2)
成長株で億万長者のAKIさんが郵便局で販売している6資産分散ファンドと比較されています。