もう「利益確定」なんてしない (2014年6月19日 公開)
「利益確定」について、ボクの考え方を書きます。
これまで「利益確定」が何度か思い浮かんだことがあるのは確かです。
が、それは随分前のことです。
今後、「利益確定」という考え方をすることは無い、と考えています。
どういうことか、といいますと・・・
「利益確定」という考え方をすることは無いからといって、売却は絶対にしないというわけではありません。
ボクのポートフォリオの投資累計額と評価額の履歴です。
「利益確定」という発想はどこからやって来るか、というと、
この矢印の差額分に注目しているからですよね。
この差額がこれ以上広がるか分からないし、この先、赤い線が青い線に近づいていく、青い線の下に再び潜り込む、そんなことを考えると利益を確定させていおく、という考え方ですね。一つの考え方だと思います。
ボクが「利益確定を考えない」とするのは、現時点での評価額(グラフの赤い線)を中心に考えているからです。今いくら評価益が出ているか、つまり上記のグラフの矢印の部分が気にならないわけではありませんが、それを基に投資行動を判断することはありません。
自分のポートフォリオの現時点での評価額が、仮に半減したとして、それに精神的に、家計的に耐えられるか否か、ということを自問します。
ボクの現在のポートフォリオは株式偏重です。
株式市場の大きな混乱があった場合、その時点の評価額が半減する可能性があると見ているため、「仮に半減したとして」という仮定を置いているわけです。
現時点の上記の自問に対する答えは、大丈夫!というものです。
ですから、これまで通りの投資行動を継続しているわけです。
では、仮に上記の自問に対する答えが「ちょっぴり不安」ということになったとします。
そうなった場合に、ボクが取るべき行動は、
ポートフォリオの想定最大損失を下げるよう株式の比率を下げることです。
その過程で「売却」は十分にあり得ますが、そこに「利益確定」という考え方はありません。
まとめますと、
1.判断の軸は現時点でのポートフォリオの評価額
2.ポートフォリオの想定最大下落率が現実のものになったと仮定した場合、精神的に、家計的に耐えられるか
3.耐えられるなら「これまで通り」耐えられないなら「ポートフォリオ構成を変更」
ということになります。
あくまでボク個人の考え方です。
投資・資産運用は自己責任で。よろしくお願いします。