暴落の後に起こる事象でアレだなあ、と思うこと。 (2014年3月9日 公開)
虫とり小僧さん です。
「道連れ探し」
虫とり小僧さんが言われるのは確かにごもっともで、「暴落によって自分のリスク資産がダメージを受け、その怒りの矛先をブロガーなどに向けてぶつけまくり、さんざん当り散ら」したりする人がいたようです、実際。当然ですが、ブロガーとしてこういうトバッチリをこうむるのは気分が良いものではありませんね。
2008年秋から2009年春にかけてのリーマンショック、金融危機を思い返すと、実は、もう一つ気分が滅入ることがありました。それは、暴落によるダメージが耐え切れず損失を確定させた人たちの「道連れ探し」です。これは暴落直後というよりは、暴落から少し経って株価が回復したかな?という時期に出て来ました。
「近いうちにまた暴落があるのだから、売っちゃいなよ。
いいの、それで?大丈夫?」
こんな調子のコメントです。
結構なダメージを乗り切った人でも、こういうコメントを目にすると「そうかも?そうだよなあ」と感じる人もいるのではないでしょうか。
虫とり小僧さんが言われるとおり、自分のやっている行動についてキチンと理解できていればこうした「道連れ探し」に対処できるはずですが、環境が異常になると、なかなか上手くいかないこともあるかもしれません。
「暴落」への備え
どの程度を「暴落」と呼ぶかは色々と考え方があると思いますが、分散投資をしていても評価額が半分になってしまうような事態は起こってしまう、という前提で株式市場とお付き合いすべき、というのがボクの考え方です。
ですから、
現在の自分のポートフォリオの評価の半分が
一瞬にして失われても大丈夫かな?
と自問することでリスク許容度を把握するようにしています。
これが「暴落」へのボクの備えです。
上記の質問に対して「ヤバい」と感じたら、それはリスクの取り過ぎだということでポートフォリオのサイズを小さくします。幸い、今のところ、「ヤバい」とは感じていないのでコツコツと続けられそうです。
「リスク許容度」についてはこちらもどうぞ。