それなりの元手が無いと投資なんて始められない、と思い込んでいるアナタへ(2013年1月 加筆修正)
twitterのTLを見ていて感じたことがありました。
それは次のような認識を持っている方がまだ日本には沢山いらっしゃるのではないか、ということです。その認識とは、
それなりの元手無しに投資なんて始められない、
だから貯蓄=(おそらく)預貯金するしかない。
というものです。
ハッキリ申し上げると、その認識は単なる思い込みであり、時代遅れとさえ思います。
今や1,000円から投資を始める環境が整い始めているのです!
実は月々500円から投資を始めることができるようになっています。
具体的にどんな商品・サービスがあるのかご紹介しましょう。
<マネックス証券>
銘柄が限定されていますが、積立購入だけでなくスポット購入も1,000円から可能です。1,000円での投資だからといって不利はありません。100万円一気に買い付ける人と、同じ条件で買い付けることが可能です。対象となる銘柄は → こちら
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<楽天証券>
楽天証券は積立購入に限っての最低投資金額=1,000円ですが、対象となるファンドは非常に豊富です。
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<SBI証券>
SBI証券では「つみたて投資」が可能な銘柄については月々500円から、となっています。(詳しくは こちら)
<広告> SBI証券で投信積立
ネット証券以外でも最低投資金額を引き下げている試みがあります。
<ありがとう投信>
ありがとう投信では積立購入のみならずスポット購入も1,000円から買い付けることができます。
<コモンズ投信>
積立のみですが、最低投資金額は3,000円となっています。
<セゾン投信>
積立のみですが、最低投資金額は5,000円となっています。
<広告> 月々5,000円から始める長期投資。セゾン投信
如何でしょう。
こうした商品・サービスを活用してコツコツ積立投資すれば「投資できない」「投資には元手が必要」なあんてことは無い!とボクは思います。
誤解しないでいただきたいのですが、ボクは「投資しましょう」ということを主張しているのではありません。始めるか始めないか、はご自身の責任でご判断ください。
要は、元手が無くても少額から投資を始められる環境が日本には現実に存在している、それを活用するかしないかは、アナタ次第、ということです。
と、ここで少し話を米国に向けましょう。ボクだけでなく、多くのインデックス投資家がリスペクトしている、The Vanguard Group のお話です。
The Vanguard Group と言えば、極めて低廉なコストのインデックスファンドがその主力商品です。なかでも、The Vanguard Groupの代名詞とも言えるファンドが、1976年に設定された、Vanguard 500 Index Fund です。
経費率は年0.18% ファンドの純資産総額は US$89.9 billion と超巨大ファンドです。
が、よくご覧になってください。
そう、minimum investment の箇所です。
最低投資金額は US$3,000 となっています。
さらに "Fee & Minimums" のタブを開いてみます。
追加投資も US$100 の単位なのです。
日本の投資信託の方が経費率・コストは高めではありますが、投資の始め易さという面では米国よりも恵まれている面もあるかもしれません。
注:2003年1月に修正した箇所をさらに今回加筆修正しました。